みなさん、おこんばんは。

夕方、里帰りの道中、反対車線の歩道に父が歩いていました。

父もアタクシの姿を見つけ、でかい声で

「なんか欲しいものあるかー?」 と、叫んだ。

鎌を持っていたので、畑へ向かっているのは分かっていましたが

今日は欲しい野菜はない。 ついつい、いつもの調子で

「カネー」 と叫んでしまい、恥ずかしくて辺りを見回しました(苦笑

父も父で、

「そこらへんに落ちとるで、探してみやー。わっはっはっ」と、返してきた。

父は天然親父。 ちょっと変わっている。

そんな父に育ててもらったので、アタクシがちょっと変わってると言われるのも無理はない。

天然親父が、長いこと根に持っていることがあります。


それは、アタクシが小学2年生か3年生の頃の話。

父の会社は、給料が銀行振り込みでした。 

その当時はまだ珍しかったのではないかと思います。

街にあった『タマコシ』という大型スーパー(倒産して今はない)の1階に

第一勧銀のATMがありました。

たまに母とタマコシへ行くと、勧銀のATMで数字のボタンをチョンチョンと押すだけで

お金が出てくるのだ。(当たり前だけど)

母はチマチマ下ろしたりしない人で、その当時からバーンと景気よく?おろしておりました。

その当時のサザエさんでは、波平やマスオさんが給料袋を持ってくるシーンがよくあった。

我が家では、母がお金をタマコシから持ってきて、父にお小遣いを渡していたのです。

母を尊敬しました。

母はすごい。マジで思っておりました。

あるとき、チビのアタクシが不甲斐ない父に怒り口調で説教をしたのです。

「お母さんはタマコシでお金を持ってくるのに、お父さんは朝早くから

 毎日毎日どっか出かけて、お母さんからお金貰って・・・どこへ行ってるの?

 仕事したほうがいい。」 と。

ガックリしたようです。

その後すぐに、我が家のお金のからくりを母が教えてくれましてね

父の方が偉いのだと教えられましたが、両親ともアタクシがそんなアホだなんて

思ってもみなかったようです。

父は深い深い心の傷を負ったようで、未だにお金の話題になると

その傷がうずくらしいです(笑

そして今日も、またうずいてしまったようで・・・(爆

仕方がない。父の子だもの[E:smile]